FF14の二次創作置き場

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No.80

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注意暁月までネタバレ有り  リンドウ・フウガ アンナの命の恩人であり、…

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暁月までネタバレ有り
 
リンドウ・フウガ
 アンナの命の恩人であり、初恋であり、呪いでもあったエレゼンとガレアンのハーフ。かつて生み出した技を幼いアンナに教えた際、体内エーテルを急激に消費させてしまった。彼女が死にかけていた所、友人の技術を使って自らを"継承"させ、息を吹き返させる。

 かつて父はガレマール共和国で誕生し、リーパーとして鎌を振るっていたが、生活苦によりドマへ亡命した。亡命中行き倒れそうになったところで呪術師の旅人だった女性と結婚し、息子リンドウは誕生した。後に母親の故郷で出会った女性と結婚することになる。
 強くなるために数々の武器や魔法に対しての豊富な知識を持っていた。しかし、父親の影響によりエーテル操作は不得意であった。そのため代替技術を探す旅をした結果ラザハンに辿り着く。錬金術の概念として存在した"アーカーシャ"に注目した。それを表層化させる技術を友人2人が理論を作り出した後リンドウの体で実験を行う。結果は成功し、エーテルを用いず自らの強く想う心、負の感情を刀身に纏わせ全てを斬り伏せる"奥義"を会得した。だが、副産物として想いの力を作用させ異常な怪力や体力も制御するようになるバケモノと化す。その力を人のために使うべくドマに戻り旅をした。だが英雄だと囃し立てる一方で恐れられ刺客を差し向けられる生活に嫌気がさしていく。それに加え、自分よりも遥かに大きい妖異を一発で斬り伏せる等圧倒的すぎる自分の力を目の当たりにしたリンドウは、少しでも人間に見せるために"無名の旅人"と名乗り人助けをしながらも誰かに介入するという行為をやめた。

 友人の1人が妹が誕生したという報を受け3人の奇妙な旅は終わる。だが、リンドウと3人目の男ア・リス・ティアは経過観察という名の交流は続けていた。
 行き倒れていた所を助けてやったアンナとは約20年共に旅をし、自分の持つ全てを継承させた。それは絶対に死なさない、茨の道へと突っ込ませてしまった罪悪感から起こした行動である。森を懐かしんでいるが故郷に帰りたいわけではなかったアンナのためにエオルゼアへの舟券を与え旅に出したが、水難事故で行方不明になったことを知る。多大に後悔し、苦しんでいたが訪れたアリスにより死んではいないことを彼女の命を示す"発信機"を渡された。その後、彼女が自分よりも先に死なないよう祈る旅を続けたが長年の無理が祟り倒れてしまう。
 意気消沈したまま故郷の村へ戻った。そこで献身的に治療してくれた病気で旦那に先立たれ既に子供もいた女性と結婚。手に入れた小さな幸せにより少しだけ元気になり離れの山に家を建て、療養生活を送ることになる。

 ある夜、その住処に1人の男が訪ねて来た。第三の眼を持った猫背で金目の黒い男によって語られた話によりショックを受けてしまう。それはバケモノと化しかけたかつての唯一の弟子と、自らの正体、これからその力を利用し滅ぼされる世界の真実。信じるに値しない話だと思った。だが、大切にしていた絵画を"魔法"で複製して見せたありえない行為と苦しめようと締め上げるエーテルに現実だと思わされた。そこで提示された約束は『いずれ貴様の大切な弟子をここに訪れさせるしもうすぐ尽きる命を無事冥府へと送り届けてやろう』、『だから指をくわえて何もせずここで最期を迎えろ』というもの。せめて愛する人やその周辺を護りたかったリンドウは『この場所を、戦地にするのはやめろ』と言いながらその手を握ることしかできなかった。
 数年後、ドマが占領されたが自分の住処と家族が住む村には一切の被害はなかった。守られてしまった約束と、アンナに対する後悔を抱ることになった。その後、ドマ侵略から3年後、家族と同じく年老いたア・リスに看取られ生涯を閉じる。享年89歳。

 
ア・リス・ティア
 リンドウが欲した力を理論化させ、アンナにリンドウを"継承"させたマッドサイエンティストなミコッテ。
 かつて恋人と幸せに暮らしていたが事故により失い心が壊れてしまった。蘇らせるための技術を探し、数々の過去の文明を荒らしまわる。偶然錬金術で人を蘇らせることができるという噂を聞きラザハンに訪れていた所にリンドウともう1人に出会った。そこで錬金術の概念の話を聞いたアリスは蘇生よりも面白そうな"新たな技術"にのめり込んでいく。これまで集めた技術とリンドウ自身の技量と精神力で新たな理論を作り出した。

 3人別れた後もリンドウとは会い続けていた。もう1人と交流が途絶えたのは森に帰ったので連絡が付かなかったからである。その傍らアラグ文明のクローン技術に興味を示していたので数々の資料や重要そうな装置を持ち逃げした。
 ある日容体確認のために数年ぶりに会いに行くと衰弱しきった少女にただただ謝罪するリンドウの姿があった。詳しく聞くと自分たちが作った技術の一部を教えると一瞬で習得し倒れてしまったという。持っていた装置で確認すると、その少女は体内エーテルが異常に少なかった。状況を見るに、アーカーシャを用いる所を体内エーテルで代用し再現した行為が原因。このままでは死んでしまうだろうと告げた。『どんな手を用いてもいいからこの子を死なせないでくれ』というリンドウの声に、かつて俺たちで作り上げた技術を彼女に施せばいいと提案する。別れた後も科学的に説明できない未知の理論を研究し、"比較的"リスクを減らした発展形を作り上げていた。だがそれに耐えうる存在が未だに見つからなかったので丁度いい。それに加えリンドウのエーテルがあればそのまま"継承"させることもできる可能性が高いだろう。リンドウは最初こそ反対したが時間がないことを悟ると重い腰を上げアンナの命を繋ぐ。エーテル制御の装置をいくつか渡し、最低限死なないように立ち回る指導をリンドウと共に行った。

 いつの間にかには恋人なんてもうどうでもいいと思っていた。既知の技術を探るより未知の技術を作り出すことに喜びを見出した彼はかつて漁ったデータをトームストーン3つに分散させ、リンドウとアンナで共有する。本当は3人目の友人でありアンナの兄エルファーに渡したかったが会える気がしなかったのでアンナに託す。当時のアンナはリンドウとお揃いのものが手に入ったと喜んだ。結局彼女には自分の身体がどうなってしまっているか等一切教えなかった。
 その後アンナが死んだと落ち込むリンドウに彼女を示す"発信機"を渡す。それは2人の変質したエーテル反応を視覚化させる機械である。それを大切そうに握り締める姿を見てア・リスは「俺たちも年を取ったな」と苦笑した。
 リンドウの死に目を確認した後、表舞台から消え去った。彼の抱えた"真実"をあと1つのトームストーンに込めながら―――。

 
"気迫"
 リンドウ、ア・リス、エルファーが作り出した新たな"理論"を用いた必殺技。またの名を"奥義:流星"、"シハーブ"。各々呼び名が異なっている。
 木の棒1本でもあれば妖刀のように光り輝き全てを斬り捨てる。振り下ろす刀身の軌跡が流星のように見えたためア・リスとエルファーはそう名付けていた。
 大切な人を想う力に満ちると青白く光り、負の感情に満ちると赤く光る。意志が強ければ強いほどその力は強大となった。かつてアンナはアーカーシャではなくエーテルで再現し体に大きな負荷をかけてしまう。だが、ア・リスに施された"手術"によりリンドウと同じ力を得るようになった。しかし、大切な人とは何か理解できなかった彼女は人々の恨みを吸収しながら終末の獣のような現象に陥ってしまう。それを救ったのが何も知らなかったエメトセルクだった。
 エオルゼアに辿り着いてからは不慣れな武器を使い隠していた。だが、無意識に魔導城プラエトリウムのアルテマウェポン戦にて赤黒く輝かせる。その後、トールダンやゼノスにも失った者達に対する負の感情に塗りつぶされながら斬り払った。しかしオメガとの最終決戦にてシドの前で意識的に"弱き人間の想いの力"という例として発現させるとそれは青白く輝いた。それは初めて無意識だが明確的に"シドを護る"という想いに応えた力となる。

 圧倒的な力を行使できるようになるが、副作用として自分に向けられた感情を敏感に感じ取れるようになってしまう。好意も悪意も全て首筋に伝わっていくとこの技を得た人間は語った。

 
アンナの身体の秘密
 ア・リスの手術により元のフレイヤ・エルダスとは全く別の存在に変わっていた。リンドウが40年以上費やして身に付けた技術や知識とエーテルで補われている。背中の傷が残り続けているのもその手術の影響だった。その後、負の感情が魂にまで纏わりついたところをエメトセルクが引き剥がし、変質されないよう保護されている。
 エルファーやヤ・シュトラが称した『奥底に闇の杭が打たれ、何者かの手によってエーテル、というより魂そのものに操作を施されたような形跡』とは前者はア・リス後者はエメトセルクが行ったもの。闇の杭はエメトセルクが覗いた時にはもう施されており、それに自分のエーテルを混ぜ込んだ。
 重い物を持ち上げたり身体能力が高いのも想いの力の無駄遣い。マンダウィル家と一緒。

 
"東方風雅録"
 ガレマール帝国がドマ侵略を行った後に出版された東方地域に伝わる伝説の英雄の話。"龍殺しのリンドウ"とその弟子ザクロの旅の記録が綴られた大衆向け冒険小説。舞台化もされ、彼の奥義とされる光の刀身は公演によって日替わりで目玉の一つにされていた。
 その影響でリンドウの終の棲家があるとされた村に毎日帝国兵が墓参りに訪れていた所を目撃されている。お供え物として持って来られる金品、ゆっくり滞在するための最新の魔導機械が導入された宿が作られた。それにより山奥でありながらも生活が苦にならない独自の文化が形成された村となっている。いつの間にか伝説になったリンドウにとっていいことなのかは、知る術はない。
 なお周辺には飛空艇を停泊させる場所が存在しない。石碑周辺は上空から住処を発見することが出来ない不思議な結界が張られているという都市伝説が囁かれている。実際はリンドウの家にジャミング、カモフラージュさせる装置が設置されていただけなのだが。

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