また1年以上放置してた!
でもめっちゃブログ書きたいってなったゲームをやったので久々にログインしました。
これカテゴリどれにしたらいいんだろ……って思いながら雑記へ。
ARGとは
代替現実ゲームと呼ばれるもの。リアル謎解きゲームとかがそれなのかな? とぼんやり。
昔BSで「謎の日本人サトシ~世界が熱狂した人探しゲーム~」というものが紹介されていたのをぼんやりと覚えていて、自分とは無縁なゲームだなあと思いながら見てました。誰かとコミュニケーションを取り合いながらリアルタイムでなんとかするのは苦手なので仕方ない。
ちなみに番組はPerplex CityというイギリスのARGのお話。日本人のサトシの写真1枚を頼りに本人を見つけようという14年解かれなかった謎が明かされるまでのドキュメンタリーです。「技術の発展ってすげ~!」ってなりましたね。以下それについてのニュースサイト。

そんな番組を観てから数年後。番組の内容も結構忘れてきた頃に弟が「面白そうだからやろ」ってURLを添えられてきたのがはじまり。それは実在するサイトから謎解きをするゲームでした。残念ながらその時はサトシと同じジャンルのものとは気がつきませんでしたが。
いわば「実在しない団体の公式サイトで誰かが作ってくれたセキュリティホールから侵入し、裏ページを調査して真相を発見しよう」というモキュメンタリーなミステリーゲームだと思って貰ったらOKです。数人でワイワイしながら見つけるの面白いよ! 実際配信結構あるし。多分配信見るだけでも楽しめますよ。
調査の詳細は制作者さんがマニュアルを作ってくれてるから読んでください。

というわけで今回は遊んだWEB探索型ARG4本を紹介と感想。言いたいこと以外のネタバレは避けるし伏せます。
かがみの特殊少年更生施設
第四境界さんが作ったゲームです。多分このジャンルの認知度アップにつながった作品かと。上の動画とXのアカウントが序盤のヒントになってます。

このサイトの謎解きをするんですね。検索ウィンドウから気になるワードをどんどん検索してこの施設の怖い部分を見ましょう! って感じ。
いや実際怖いやつでした。こういうジャンルでAIって便利ですよね。主に人物の写真風な絵の量産とか。恐ろしい暗部が垣間見えました。
サイトの右下にあるLVが上がるにつれて、反吐が出そうな悪行の記録が表示されるのがいい。「何でこの検索ワードでこれが?」の伏線回収もしっかりされるので「これ本当に無料でやっていいんですか!?」って思っちゃった。
難点は終わった後、「で、私はどうしたらいいんだ?」という感想になることに尽きます。aくんはどうしてこんなことになってしまったのか、分かったからって可哀想だねとしか言い様がない。でもどこかいわゆるエモさがあるからそこは好きです。まあ偶然このアカウントを見かけて好奇心のまま謎を解いてみようってお話なのでそこは仕方ないか。
あとは画像から単語を見つけて検索するんですけど読み取るのが辛いのもちょっとマイナスでした。
プレイ時間は大体3時間。まあページ全部見てない状態ですがとても楽しかったです。ページの作り込みがやばいってなりました。
『少年の声、彼女のうた』

カガミノ特殊少年更生施設新章です。文化祭の展示品から新たな検索ワードを見つけ出し、さらに深掘りしようねって話。
ぶっちゃけ展示品からメッセージを見つける方が時間かかりました。
それ以降のパートはしばらくにじいろリスキル研修(ゲーム内で出てくるキーワード)が身内でツボってました。
難点よくわからんLINE友達登録するのがちょっと……と思ったり。そしてパスワード2つ目でも詰まりました。これがなければもう少し早くクリアできたかなあ。このパスワードで使われているワードにつながる言葉が本当に胸クソでなぁ。
実際この施設というかある人物がやろうとしていたことは1作目より気持ち悪いことが判明したので、それをちょっと妨害できたのがよかった。そこはスッキリした。画像の文字も旧字体とかなく読みやすかった。
プレイ時間は大体4時間。難易度は下がってるけど純粋に文字を楽しめたので人怖ホラー好きならば是非。
#Vtuber失踪案件

なんとかがみの~に影響されたSIM3氏個人制作。作り込みがやばい。文字量も半端ない。
気になったので全ページ埋めました。邪悪な関係者が多すぎる!
芸能事務所という設定を膨らますためにAIとはいえ複数の楽曲やインタビューを作ってるのすごいなって。
かがみの~との違いは依頼されてサイトを調べるという体で進むもので、調査してる感はこっちが上。伏線が回収された瞬間の衝撃はこれが一番でした。こっちも負けずに胸クソ要素有り。いちいち出てくる人物の画像が不気味だったり(多分意図的)途中集合体恐怖症の人が見たら震え上がる画像があったりと、作者の言うとおりジャンプスケアは確かにないけど不意打ち多め。
何よりこっちを引き込むのが上手い。謎を解くのに意味を持たせられました。許さねえから!
まあ結局この依頼はどうしたらいいのか? 感は強め。Vtuber探しそっちのけで事務所の闇見せられたからね。
クリアまで大体5時間。今流行のモキュメンタリーホラー小説が好きな人間は是非。以下どうしようもないことをした人間の行動。
>>致命的ネタバレな懺悔
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#ネトゲ異常案件

結論から言うとこれ初心者にお勧めです。前作とつながりがあってクリア後のお楽しみはそれ前提ですがそれ抜きでも楽しめると思います。
これまで紹介したのってまじで人怖系のえぐいホラー要素があったんですけど、そういう要素は極限まで減ってます。あと古なネットやゲームネタが散りばめられてて肩の力抜いて楽しめました。正月返上で働かされている当事者以外の社員達が可哀想ですが。そして調査員(プレイヤー)にすべてを委ねるオチよ。あっさりとしたEDでこれまでで一番人間味がありました。リスペクト元のかがみの~もそうだったけど。まあ社員とあの子は可哀想ですが。
そして一種のネタばらしパートが「お前らー!!」ってなったのと同時に「お前ら!?」ってなりました。
謎を解いてる最中に「俺がやってるネトゲにいるチーターを運営が全然対応してくれないんですけど!!!」と言う依頼者プレイヤーがどういう奴だったのか分かっていく瞬間がくっそ面白かったです。前作でもあった匿名掲示板ネタがすごいゲーム系板寄りで作者相当入り浸ってた人だな? ってなりました。
そして相変わらず設定がしっかりしている。ゲーム会社のHPというわけで人物よりゲームの紹介ページに力が入ってて作り込みやばい。元ネタはガンスリンガーストラトスかなぁとか思いながら見たりしました。(Lv0のページなので伏せなし)
なので不気味な人物画像はそんなになし。でもビックリページはあります。
7時間程度でクリア。ちょっと外部検索系で詰まってました。皆口にはしてたキーワード誰も検索してなかった!
>>致命的なネタバレ懺悔2
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まとめ
めっちゃ楽しかった! 次は#神サプリ解明案件やります。やったらまた感想書きます。早速一緒にやってる人らが「薬機法!!」って言ってるので楽しみです。あとなぜかFile4になってるのが不思議ですね。(3作しか出てない)
個人的にはもっとホラーに寄ってないミステリーゲームが作られたらいいなあと思ったりしてますね。神サプリがどうやらそうっぽいと聞くので楽しみにはしてます。
スポット当たってるキャラ達の関係性に思いを馳せたいなら第四境界、純粋に調査したいならSIM3氏制作だと思います。
他のARGのレポートとか読んでるんですがリアルタイムで結構難しめなパズルや暗号要素がいっぱいで。web探索型は気になったワードをサイト内やGoogle検索するだけだったので自分のテンポで気楽にできるのがいい所ですね。特にVtuber~のはちょっとFGO知識しか持ってないなあなキーワード調べるのが楽しかったです。
いや本当に無料でいいんですか!? って位文章量があって満足。隠された秘密を見つけた瞬間や伏線が回収していくごとに頭が冴えていく体験がめっちゃ新鮮でした。
ちなみに都市伝説解体センターおすすめされたんですけど体験版の演出だけでホラーゲームリ! って泣きました。怖がりなので音がつくと一気にやれなくなっちゃうんですよね。終わり。